管理業務主任者を取得したいです。
知識ゼロからでも効率的に合格できる方法を知りたいなぁ。
わたしは、知識ゼロから4カ月の勉強期間で一発合格した経験があります。
本記事では、知識ゼロの方が最短で合格できる効率的な勉強方法について詳しく解説します。
この記事を読むと以下のことがわかります。
- 合格のために必要な勉強時間
- 合格のために必要な教材
- 管理業務主任者の勉強のコツ
管理業務主任者:勉強を始めた時期
わたしが勉強をはじめたのは8月上旬頃です。
かなり遅いスタートですよね。試験の申込みも締め切りギリギリに郵便局に駆け込みました。笑
8月頃までは全く試験を受ける気はなかったのですが、会社の事情で受けることになり、試験日までに勉強が間に合うかとても不安だったことを覚えています。
でもなんとか合格できたので、遅いスタートの方でもあきらめないでください!
管理業務主任者:勉強時間はこのくらい【合計234時間】
では実際どのくらいの時間勉強したかというと、
・平日は1日1.5時間 計約138時間
・休日は1日3時間 計約96時間
合計234時間ほど勉強しました。
この頃はまだ子どもも産まれていなかったので、わりと勉強時間を自由に確保できていました。
管理業務主任者:使用した市販教材
わたしが実際に購入・使用した教材は以下の4点です。
こちらの教材を使用すれば合格に必要な知識は習得することができます。
①テキスト
わたしが使用したテキストはこちらです。
管理業務主任者のテキストは選択肢が少ないのですが、周りの方から
「TACがわかりやすい」
とアドバイスを受け、こちらを購入しました。
かなり厚みはありますが、合格のために必要な知識が網羅された内容になっています。
②分野別過去問集
使用した問題集がこちらです。テキストと同じくTAC出版のものです。
わたしはこちらの問題集をかなり愛用しており、常に持ち歩いていました。
通勤の電車では必ずこの問題集を開き、勉強したものです。
後ほど勉強方法について解説しますが、この問題集を中心に勉強を進めていきました。
過去8年分+2年分のダウンロード得点がついています。
各問題に重要度も記載されているので、重要な問題を優先的に勉強するなど効率的に進められます。
③一問一答
こちらの一問一答セレクトも結構使いました。
過去22年分を徹底分析した内容となっているため、4択の問題集だけではカバーしきれない細かい部分の知識を補えます。
赤シートで解答を隠せるようになっています。
コンパクトサイズなので持ち運びにも便利でした。
④使用した予想問題集
予想問題も試験までの間に5~6回はやりました。
初めは50点中10点くらいしか取れずに絶望していましたが、勉強していくうちにだんだん解けるようになっていき、試験直前ではなんとか合格点くらいまでは取れるようになりました。
実力をためす上でも予想問題集は最低2回はやることをおすすめします。
試験時間は2時間で50問を解かなければなりません。
時間を計って問題を解くペースや見直しの時間が取れるか確認したほうが良いです。
管理業務主任者:具体的な勉強の手順
では、上記の教材を使って実際に行った勉強の手順について解説します。
よくあるテキストでインプット→問題でアウトプットではなく、いきなり問題から解くスタイルで勉強を進めていました。
以下に詳しく解説します。
過去問を解く→解説読む→テキスト確認
わたしが管理業務主任者を勉強した時はテキストは読まずに、いきなり過去問から解く方法でやっていました。
理由は、テキストを読んでもまったく理解できなかったからです。
そもそも法律に関する知識ゼロのため、用語の意味や具体的な状況を思い浮かべることもできませんでした。また、「どこが重要ポイントなのか?」「試験でどんな問われ方をするのか?」がわからず、内容も全く頭に入らなかったので問題からやることにしました。
はじめは問題を解いてももちろん解けないです。
そんな時は先に解説を読んで理解することで、少しずつ知識をつけていきました。
知識がついてくると、疑問も出てくるので、解説を読んでも解決しないときはテキストを開いて該当箇所を見て理解を深めていきました。
間違えた問題には付箋を貼って繰り返し勉強
問題集を解いて、間違えたページや自信をもって解答できなかったページには小さな付箋(3ミリ幅くらいの細長いもの。100均で売ってます)を貼って繰り返し勉強しました。理解できた問題は付箋を外していきましたが、結局最後まで付箋が外せないページもかなりたくさんありました・・試験当日も直前まで付箋のページを確認していました。
管理業務主任者:勉強のコツ
管理業務主任者試験はかなり広い範囲から出題されますが、その中でも隅々まで力を入れるべき科目とざっくりの学習でOKな科目があるので、自分の中でメリハリをつけるのが勉強のコツです。
それを知ったうえで勉強をするだけでも他のライバルと差をつけることができます。
以下にわたしが「力を入れた科目」「力を入れなかった科目」を理由とともに解説します。
勉強に力を入れた科目
力を入れた科目は、区分所有法・民法・標準管理規約・マンション標準管理委託契約書・会計・マンション管理適正化法です。
これらの科目に力を入れた理由は、勉強すればするだけ得点につながるとアドバイスを受けたからです。また、細かい知識が問われることもあるので完璧にするつもりで勉強しました。
また、近年では長期修繕計画に関する問題が多くなってきている傾向がありますので、そちらも力を入れたほうがいいでしょう。
勉強に力を入れなかった科目
力を入れなかった科目は建築・設備です。理由は範囲が膨大で、勉強してもなかなか得点につながりにくく、コスパがあまりよくない分野だからです。
わたしが受験した際に周りの方からは「建築・設備」は勉強しなくていい!と言われて素直にその通り、まったくと言っていいほど勉強しませんでした。笑
ただし、余裕のある方は、過去問で問われた問題は一通り理解されることをおすすめします。難しい問題は他の受験生も解けないので、過去問で問われた知識を正確に覚えているかで差が付きます。
勉強のスケジュールを立てよう【簡単2ステップ】
わたしが管理業務主任者を勉強していたとき、本当に知識ゼロだったためわからないことが多すぎてやみくもに勉強してしまっていました。
のちに宅建を受験しましたが、その時はスケジュールを立てることで効率的に勉強することができました。
ですので、すこし面倒かもしれませんが、スケジュールを立てて勉強する方法をおすすめします。
スケジュールを立てる方法は簡単2ステップです。
①最終的な目標を決める
②一週間単位で勉強する科目を決める
まず①の最終的な目標を決めるですが、
管理業務主任者の合格点数は例年33点~37点となっています。
科目別の目標点の一例を出してみましたので、①最終的な目標の参考にしてみてください。
科目 | 配点(満点) | 目標点(目安) |
民法など | 約10問 | 6点 |
区分所有法 | 約6問 | 6点 |
標準管理規約 | 約6問 | 6点 |
マンション管理適正化法 | 5問 | 5点 |
標準管理委託契約書 | 約3問 | 3点 |
会計 | 約3問 | 3点 |
建築・設備 | 約5問 | 2点 |
長期修繕計画 | 約4問 | 3点 |
その他法令・統計 | 約8問 | 4点 |
合計 | 50問 | 38点 |
②のやり方については、わたしが宅建を受験する際に実践していたスケジュールの立て方をこちらの記事でまとめています。
通信講座も利用しました
実は、通信講座も利用していました。
わたべ塾というところです。
こちらは会社の資格取得支援制度があったので自分で費用は出していないのですが、個人で受ける場合は、4万円くらいのようです。
まったくの知識ゼロでしたので、こちらの講座はとても役立ちました。
わたべ先生の講義を聞きながら必死にメモを取りました。
わたしの場合は、テキストを読むだけでなく先生の口から説明をしてもらう方が数倍理解度が上がり、記憶にも残りやすかったです。
しかし残念ながらわたべ塾は2024年2月でWEB講座の販売を終了しているようです。
これから勉強される方で効率よく&費用を安く押さえたい方には「スタディング」が最もおすすめの通信講座です。
スタディングは、動画の講義だけでなくWEBテキスト、一問一答、過去問がすべてセットになっており、価格は3万円ほどです。登録する際に10%OFFクーポンがもらえたり、合格するとお祝い金(Amazonギフト券5,000円)がもらえるので、一発合格すれば実質2万円ちょっとで受けれます。
とても丁寧な説明なので、知識ゼロから学習される方でも無理なく学習を進められます。
業界最安値といわれていますが、安さだけではなく、クオリティがかなり高い通信講座になっています。
また、勉強がWEB上で完結するので、重たい紙のテキストを持ち運ばなくてもOKで、いつでもどこでもスキマ時間を使って勉強できるところが大きなメリットです。
わたしは実際にスタディングのマンション管理士講座を購入して勉強したことがあり、こちらの記事で詳しく紹介していますので、よかったら参考にしてみてください。
※わたしが購入したのはマンション管理士のみの講座になりますが、講師は管理業務主任者も同じで、アプリの使用感などもほとんど同じだと思います。
管理業務主任者試験は独学でも合格できるのか?
とはいえ管理業務主任者は独学でも合格できるのかどうかも気になりますよね。
以下のような方は独学での勉強に向いていると言えます。
・テキストや問題の解説を読んで意味が理解できる方
・他の資格勉強などで法律の知識がある方
しかし、わたしのように管理業務主任者の知識がゼロに近い方はかなりの時間がかかると思われます。わたしは通信講座を使って4カ月ほどで合格できましたが、独学だと半年以上は勉強時間を確保する必要があると思います。
まとめ:管理業務主任者は効率的に勉強して一発合格しよう
今回は、私の合格体験をもとに管理業務主任者の勉強方法について紹介させていただきました。
管理業務主任者は毎年1万5000人ほどが受けており、合格率は20%前後の資格です。簡単な資格ではありませんが、決して無理な資格ではありません。
正しい方法で学習すれば誰でも合格できます。
試験は年に一度しかありませんので、できれば一発合格したいところですよね。思い立ったらすぐに学習を始めてみましょう!
何から始めていいかわからない!という方は、まずはスタディングの無料登録でお試しするのもおすすめです。30秒ほどで登録でき、すぐに体験することができます。