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働く主婦が子育てしながら宅建に独学で合格した勉強方法

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宅建に独学で挑戦したいけど、仕事も子育てもあってどうやって勉強を進めたらいいかわからない・・

主婦でもできる宅建の勉強方法を知りたい。

こんなお悩みをを解決します。

本記事の内容

・宅建初学者の筆者が実際に使った市販教材やYouTubeを紹介

・勉強初期~直前期までの勉強方法を超具体的に解説。

・忙しくても勉強時間を確保する方法

わたしも宅建試験に合格した際は働く主婦でした。子どもは当時2歳。

時短勤務で働いていましたが、仕事が終わって子どもを保育園に迎えに行って家に帰ってご飯を作ってお風呂に入れて寝かしつけて・・と本当に毎日があっという間に過ぎていました。

そんな中でも「宅建を取る!」と決めて勉強を始め、見事一発合格することができました。

今回はわたしの経験をもとに、働く主婦でも宅建に合格できる方法を徹底解説します。

すい
すい

わたしは宅建の知識ゼロから独学で勉強を始め、43点で合格をすることができました。

自身ででいろいろ調べながら勉強を進めたため「これはやらなくてもよかったな」ということもありました。

そうした遠回りをせず、最短で合格できるよう勉強方法をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

主婦が宅建試験に独学で合格することは可能?

宅建試験は過去20年ほどのデータを見ると合格率15~17%ほどで推移しています。

国家資格の中では比較的簡単といわれることもありますが、わたしの実感としては全く簡単な試験ではありませんでした。

ただし、主婦に限らずですが独学で宅建に合格することは可能です。

わたし自身も市販の教材と無料のWEBサイトやYouTubeのみで勉強しました。

ただ、正しい方法で勉強を進めなければ独学で合格することは難しいでしょう。

すい
すい

本記事では合格に向けた最短ルートの勉強方法をご紹介します!

合格までに必要な勉強時間は?

宅建の合格に必要な勉強時間は300時間~500時間程度といわれることが多いです。

わたし自身も正確に測ったわけではないのですが、300時間ほどは勉強しました。

この勉強時間は、初学者の場合と学習経験者の場合とで異なってくると思いますが、

知識ゼロの初学者の方で300時間~といわれていますので、権利関係など他の試験ですでに学習経験のある方はもう少し短縮できると思います。

300時間と聞くと、主婦にそんな時間確保できるか!と思われる方もいるかもしれません。確かにまとまった時間を確保するのはむずかしいのですが、毎日コツコツ、スキマ時間を活用することで必要な勉強時間はクリアすることができます。

【初学者にもおすすめ】市販テキスト・問題集・WEBサイト

テキストは必ず最新版を用意するようにしてください。

最新版のものを用意する理由は、毎年少しずつ法改正などがあるためです。

ではわたしが宅建に合格した際の市販テキスト・問題集をご紹介します。

おすすめ市販テキスト

みんなが欲しかった!宅建士の教科書

みんなが欲しかった!宅建士の問題集

市販テキスト・問題集はこの2冊のみ使用していました。

このテキストはフルカラーで見やすく、初学者にもわかりやすい解説になっています。

すい
すい

分野ごとに切り離すことができて持ち運びにも便利です。

「情報量が少ない」という意見もあるようですが、わたしの実感としてはこのテキストの内容を完璧に理解できていればかなり合格には近づくと思います。

問題集は、過去に出題された問題のうち重要な論点が厳選されていますので、まずはこちらの問題集を完璧に理解できるようにしてみてください。

おすすめ過去問WEBサイト

次に、過去問対策についてです。

宅建試験ドットコムさんを利用していました。

はじめはほかのアプリなども使ってみていたのですが、こちらのサイトが一番使い勝手もよく、

解説もわかりやすかったのでこちらのみの使用でいいと思います。

すい
すい

宅建試験ドットコムさんは図表なども多用されていてとてもわかりやすいです♪

ただし、こちらの過去問を利用するのは上記で紹介した黄色の問題集をほぼ完璧に仕上げてからがおすすめです。なぜなら、過去問の中にはその年にしか出ないようなレアな問題なども含まれるからです。そのような問題は優先順位を後回しにした方が効率出来です!

おすすめYouTube動画

YouTubeには本当にお世話になりました。テキストでは理解できないことがどうしても出てくると思いますが、そんな時は説明がうまい方の動画を見るのが最短で理解できるコツかなと思います。

宅建試験に関するYouTubeチャンネルはたくさんありますが、

わたしが使用していたのは主に下記の3つです。

①棚田行政書士の不動産大学

YouTubeチャンネルはこちら→棚田行政書士の不動産大学

棚田先生には一番お世話になりました!

一番初めの出会いは、テキストを読んでいて「開発許可」というのが出てきたんですが

読んでも読んでもちんぷんかんぷんで・・・

YouTubeで検索してみたところ、とてもわかりやすい解説ですぐに理解することができました。

棚田先生の作っている覚え歌おすすめです。

他にも借地借家法の解説もすばらしくわかりやすいです。

ただ、すべての科目を順番に解説しているわけではなく「わからないことがあったらその都度検索」というスタイルで使用する感じです。

②あこ課長の宅建講座

YouTubeチャンネルはこちら→あこ課長の宅建講座

不動産会社で現役宅建士をされているそうです。

1本20分前後の丁寧な動画解説で、宅建試験の範囲を1から網羅的に学習することができます。

わたしの知り合いにはあこ課長の講義のみで合格したという方もいるくらい!

文字を読むのが苦手という方は、あこ課長の動画を見ながら一緒にテキストを読み進めるのもおすすめです。

③マジでイケてる宅建講座【ゆーき大学】

YouTubeチャンネルはこちら→マジでイケてる宅建講座【ゆーき大学】

司法試験に合格されていることもあり、ゆーき大学は圧倒的に権利関係の解説がわかりやすいです。

法律用語を初学者にもわかりやすい例え話などを使って解説されていて、とっつきにくい民法などもすんなり理解することができました。

注意点としてゆーき大学のYouTube動画は一部非公開になっています。

というのも「神ノート」というテキストを購入された方限定配信の動画になっているようで

動画の時間が3~4分程度の短いものは途中で動画が終了しています。(続きは神ノート購入者のみが閲覧できるのだと思います)

20分くらいの動画であればフルで1講義見れるので、わたしは無料のフル動画のみ視聴していました。

科目別目標点と勉強の優先度

宅建試験は50点満点です。人により得意分野は異なりますが、わたしはこの配点を目標にしていました。

科目配点目標点
権利関係147
法令上の制限87
税・その他32
宅建業法2018
免除科目55
合計5039
宅建試験の配点と目標点

勉強の優先度は①宅建業法②法令上の制限③権利関係と税その他、免除科目の順で行っていました。

宅建業法と法令上の制限は得点源になる科目です。

がんばれば高得点を狙える科目なので勉強には力を入れました。

権利関係も配点は14点と出題が多いのですが、毎年難問も多く、高得点は難しいといわれています。(実際わたしが受験した時も、権利関係では過去問では出ていなかった難問がいくつもありました。)

理解を深めようとするとかなり時間もかかるので、宅建試験においては重要ポイントをしっかり押さえれば十分だと思います。(わたしは8月頃からやり始めました)

免除科目・税・その他は直前期(約1か月前)から勉強を始めてもすぐ理解できるところが多いです。

主婦でもできる!勉強の進め方

わたしが実践していた勉強の進め方について具体的に解説します。

子育てや仕事で忙しい方は短期集中型は難しいので、毎日コツコツ勉強することが合格の秘訣です。

わたしは4月末頃に勉強をスタートしました。

ちなみに宅建に関する知識はほぼゼロでした。

”ほぼ”とつけたのは、数年前に管理業務主任者を受けた際に民法などは勉強したことがあったからです。ですが数年前だと知識はかなり抜けていますし、途中で民法改正などもあったので、初心者レベルと変わらなかったと思います。

4月末~8月末頃まで

4月末~8月末頃までわたしが実際に行っていた勉強方法です。

まずテキストを1セクション(数ページ)読みます。

テキストに例題が載っていたら必ず解いてみます。この「解いてみる」というのはただテキストを読み流すだけではなく「なぜそうなのか?」ということを自分なりに考えながら解くということです。

その後問題集(黄色)で同じセクションの問題を解きます。

この時にも、どれが正解かということだけを考えるのではなく4つの選択肢すべてに理由をもって解答することを意識していました。

すい
すい

すると50問解いたら50個の知識ではなく、200個の知識になります!

8月末頃まではテキストを読むその部分を問題集で解く

というやり方で①宅建業法 ②法令上の制限 ③権利関係 の順に進めていきました。

またやっているうちに必ずつまずくところが出てくると思いますが、そんな時活躍するのがYouTubeです。

わからない言葉や理解できない単元などはYouTubeで検索してみてください。

わかりやすく解説している動画がきっとあるはずです。わたしもYouTubeには何度も助けられました。

そして1度わかったつもりになったところも、必ず1週間以内に復習をしていました。

すい
すい

1度やってしばらく放置だと、忘れてしまいもったいないです。

何度も繰り返し学習することで記憶が定着してきます。

9月~試験直前まで

9月からは試験に向けてとても大事な時期です。この時期の時間の使い方で勝負が決まるといっても過言ではないと思います・・!

とはいえ4月~8月まで基礎をしっかり固めていればあとはひたすら問題を繰り返し解いていくだけ。

この時期に入ってようやく「税・その他」「免除科目」を勉強し始めました。

勉強の進め方はどの分野でも基本は同じで、テキストを読むその部分を問題集で解く

この繰り返しです。

基礎が固まってきたら次は過去問に挑戦してみましょう。おすすめは宅建試験ドットコムです。間違えた問題を記録してくれたり、達成度や正解率も記録してくれるので自分がどこまでできているのか視覚的にわかりやすく、スキマ時間にできるので移動時間などにもってこいです。

模試にチャレンジ!

直前期には市販の模試を解いてみるのもおすすめです。

わたしはこちらの「2022年版 出る順宅建士 当たる直前予想模試」を購入して3回分の模試を解きました。

模試は、実際に時間を計りながらやってみましょう。

試験は2時間です。ペース配分を考えながら解いてみてください。

模試はたくさんやる必要はないですが、1度はやっておいたほうが自分のペースがつかめるので本番で落ち着いて解くことができます。

また、過去問を繰り返しやっていくと答えを覚えてしまって、本当の実力なのか不安になることもあると思います。模試は初めて見る問題になるので自分の得意・不得意分野の分析もできます。

主婦が勉強時間を確保する方法 スキマ時間の活用が重要!

学生の頃とは違って、社会人になると勉強時間を確保するのにも一苦労ですよね。

特に子どもがいると、思うようにいかないことばかりです。

そんな中でもわたしが宅建に合格したのはスキマ時間の活用をしたからです。

わたしが勉強に割いていた時間は以下の通り。

会社に行く日:通勤電車の中(往復1時間)

休みの日:子どもの昼寝時間(2~3時間)

これに加えて直前期では、

・朝いつもより1時間早く起きて勉強

・通勤の徒歩時間にもYouTubeで耳学

・土日は旦那に頼んで子どもと出かけてもらって勉強時間の確保

旦那さんや周りの方の協力が得られる方は直前期だけでもお願いできるといいですね。

すい
すい

直前期にいかに勉強できるかが合否の分かれ道!

つらいですが踏ん張りましょう!!

子どもと関わる時間はどう確保した?

宅建の取得を目標にすると決めたはいいものの、子どもと関わる時間が減らないか心配ですよね。

わたしは子どもといる時間はなるべく勉強から離れ、思いっきり遊ぶようにしてました。

毎日保育園の帰りには公園に寄り、夜は子どもと一緒に布団に入ってそのまま寝てしまうことも多かったです。

その代わり朝早く起きて勉強をしたり、通勤時間などを使って勉強をしていました。

子どもが今その姿でいる時間は今しかないですが、宅建試験は毎年あります!

今年受からなくても来年またチャレンジできるんだということも頭の片隅に置いておくと子育てにも勉強にも余裕ができると思います。

くれぐれも無理をしすぎて体調をくずすことがないようにしてください。

でも、ママやパパの勉強している姿というのは子どもに必ずいい影響があると思います。子どもは親のやることを何でも見ていますので。。

親が楽しんで勉強をしていたら、子どもも「勉強っておもしろそう!」「勉強してみたい!」って思ってくれるんじゃないかな、と思っています。自分も資格の勉強ができて、子どものやる気も引き出せたら一石二鳥ですよね。

わたし自身もこれからマンション管理士やファイナンシャルプランナーといった資格にまたチャレンジしていきたいと思っています。

子育て中のみなさま、一緒に頑張りましょう!!!

主婦が勉強時間を生み出す方法

最後に、わたしが実践していた勉強時間を生み出す方法をご紹介します。

勉強時間を確保するにはスキマ時間を利用することが大切だと説明してきましたが、

時短家電に頼る

というのも大変おすすめです。

我が家では食器洗浄機とロボット掃除機(ルンバ)を導入しています。

ほかにも洗濯乾燥機や自動調理器具なんかもありますよね。

こういうものをうまく活用すれば、時間は意外と作れます。

導入するのに初期費用がかかりますが、使い始めると家事の時短になること間違いなしです。

わたしはもうルンバと食器洗浄機のない生活には戻れません(笑)

まとめ

主婦のわたしが宅建試験で合格した際の勉強方法をご紹介しました。

勉強方法は人によりさまざまだと思いますが、なにか一つでも参考になるものがあればうれしく思います。

子育て中の試験勉強は大変でしたが、試験勉強を頑張りぬき、合格がわかったときには涙が出るほどうれしかったです。

合格を勝ち取るために一緒にがんばりましょう!

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